おもしろくなかったら途中でやめる〜英語多読のキホン(3)
2013年02月07日 14:55
| 英語多読のキホン
面白くない本は読むのをやめる
英語の勉強法のひとつとして、今では広く知られるようになった多読について基本的な概要を解説したいと思います。今回は、多読のポイントのひとつである「面白くない本は読んでる途中でも読むのをやめる」について解説しますね。
これまでも何度かこのブログではお伝えしてきましたが、多読を続ける肝はなんといっても多読を勉強とは考えずに、純粋に楽しみながら読書をする、ということです。そんな時に、多読を嫌にならずに続けるために重要なポイントは、面白くない本は読むのをやめてOK、と気楽に構えて取り組むことです。
本の世界に入り込んで頭と心に英語を刻む
多読の場合、どうしても読破した冊数や語数を把握しながら(それはそれでモチベーションにもなってよいことですが)、いわばノルマ的な感覚になってしまうこともあるかもしれません。ですが、つまらない本をつまらないと思いながら読んでも、楽しくありません。
またそういう場合は物語に入り込めずに、英語のいろんなセリフや表現にも心動かされることが少ないと思います。多読の醍醐味はなんといっても、物語に入り込んで、その臨場感とともに英語に触れることです。そうすることで、頭と心に英語の表現が少しづつ刻み込まれるわけですね。
面白い本に出会えるかもしれない機会こそ増やそう
すらすらと読める本を見つけて読み始めても「あんまり面白くない」と思ったら、その本はそこでストップして、次の新しい本を読み始めましょう。多読本のGradedReader(GR)やLeveledReaders(LR)には、本当にたくさんの本がラインナップされています。
面白くない本を読む時間があれば、他のもっと面白い本に出会う機会を増やそう!という気持ちで容赦なく読むのをやめてみてください。結構最初は抵抗があるかもしれませんが、意外とすぐ慣れるものです。
もったいないを克服する3つの方法
とはいえ、わざわざ購入した本なのに途中でやめるのはもったいない、という気持ちは痛いほど分かります。こればかりは、しょうがない面もあるかもしれませんが、少しでもそのダメージを和らげるいくつかの方法をご紹介します。
ひとつは、中古市場で本を売るということです。ちかくの古本屋でもいいかもしれませんが、おすすめはyahoo!オークションなどのネットオークションです。多読本は、やはり一定の需要があるようで古本屋などで売るよりも良い値段で売れることが多いと思います。ふたつめは逆に、本の購入を古本にすることですね。少しでも出費を押さることで、気楽に多読に取り組めます。こちらもネットオークションを覗いてみると、いつもなんらかの他読本が出品されていると思います。そして3つめは、本を借りるということです。お近くの図書館かブッククラブ(本を貸し借りできる団体)、もしくはネット上で郵送レンタルを提供してくれているブッククラブもいくつか見つかります(私もPARKSIDE BOOKCLUBというブッククラブを細々と運営しています)。
英語の本は面白い!?
最後に個人的な感想で締めさせてくださいね。散々面白くない本は読むなと書いてきましたが、私の場合はGRを中心に多読を進めていますが、ほとんど面白くない本と出会うことはないんですよね(笑)。とはいえ、この内容が日本語の本だったら絶対面白く読めないだろうな・・と思うことはよくあります。
でも英語で読んでると、なぜだかつまらないと感じないんですよね。やっぱり読み進められているという事で充実感があるからでしょうか?それもあるかもしれませんが、英語で書かれた物語が持つ独特の雰囲気が好きなんだと思います。なので物語が少々陳腐だったりしても、なぜか面白みを感じて読めてしまいます。んー私だけでしょうか(笑)。
【英語多読のキホンの最新記事】
コメントを書く