おすすめのGR(多読本)を紹介〜英語多読のキホン(6)
2013年02月17日 12:47
| 英語多読のキホン
GR(GradedReaders)をたくさん読もう
英語の勉強法のひとつとして、今では広く知られるようになった多読について基本的な概要を解説したいと思います。今回は、多読用の洋書として最適なGR(GradedReaders)の代表的なシリーズを紹介します。
GRとは、英語を学ぶ外国人向けの本です。使用される単語や文法がレベルごとに厳密に決められており、学習者のレベルにあわせて、最適な本が選べるようになっています。誰もが知っているような文学的な名作や、映画化もされるようなベストセラー作品も充実していて、大人でも興味を惹かれて楽しく読むことができるような本が多いです。
代表的なGR4選
ここでは代表的な4シリーズを紹介します。他にもたくさんのGRが出版されていますが、基本的にはここで紹介する4シリーズから入門すればよいと思います。本屋さんなどでも置いているところが多く購入がしやすい点と、刊行点数も豊富でおもしろい作品が揃っている点が理由です。
・Penguin Graded Readers(ペンギン・グレイデッド・リーダーズ)
・Oxford Bookworms(オックスフォード・ ブックワームス)
・MACMILLAN READERS(マクミラン・リーダーズ)
・Cambridge English Readers(ケンブリッジ・イングリッシュ・リーダーズ)
Penguin Graded Readers(ペンギン・グレイデッド・リーダーズ)って?
各種あるGRのなかでも最も有名なもののひとつがペンギンマークが目印のPenguin Graded Readers(ペンギン・グレイデッド・リーダーズ)です。刊行点数も非常に豊富で、たくさんの本から自分に合う本をきっと見つけられると思います。本屋さんなどに行っても、もっとも置いてある確率が高いGRではないでしょうか。人気映画が原作のものや、著名人の伝記的な作品も豊富でとっつきやすいです。easystartsからLevel6までの7段階のレベル分けがされています。
Oxford Bookworms(オックスフォード・ ブックワームス)って?
ペンギンに次いで有名なOxford Bookworms(オックスフォード・ ブックワームス)も、刊行点数が豊富で取り組みやすいGRシリーズと言えます。ペンギン同様、映画原作ものなども豊富ですし、世界的な古典の名作も多数ラインナップされています。多読初心者は上記のペンギンと、こちらのオックスフォードから入られるとスムーズだと思います。startersからLevel6までの7段階のレベル分けがされています。
MACMILLAN READERS(マクミラン・リーダーズ)って?
上記のペンギン、オクスフォードに比べるとやや知名度などは低いかもしれませんが、ここ最近、多読読者に非常に人気が高まってきているのが、MACMILLAN READERS(マクミラン・リーダーズ)です。その理由は、オリジナル作品(原作があるものではない出版社オリジナルの作品)が充実しており、内容が面白いと評判です。また映画原作や古典ものもラインナップしています。startersからLevel6までの7段階のレベル分けがされています。
Cambridge English Readers(ケンブリッジ・イングリッシュ・リーダーズ)って?
他のシリーズが、映画原作や古典などに力を入れる一方で、Cambridge English Readers(ケンブリッジ・イングリッシュ・リーダーズ)はオリジナル作品のみを刊行しており、独自路線と言えるでしょう。オリジナル作品のため、現代的なテーマを取り入れた作品なども多く、そういう意味では興味深く読むことができるシリーズです。startersからLevel6までの7段階のレベル分けがされています。
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いかがでしたでしょうか。おすすめのGRを4シリーズ紹介させていただきました。代表的なものばかりなので、見つけやすいと思います。各シリーズを読み比べしてみても楽しいかもしれませんね。そんなときはYL(読みやすさレベル)を参考にして、出版社を横断して自分のレベルにあうGRを見つけてみてください。
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