おすすめのLR(多読本)を紹介〜英語多読のキホン(7)
2013年02月18日 18:00
| 英語多読のキホン
Oxford Reading Tree My Phonics Kit
LR(LeveledReaders)をたくさん読もう
英語の勉強法のひとつとして、今では広く知られるようになった多読について基本的な概要を解説したいと思います。今回は、GradedReaders(GR)と並んで多読用の洋書として最適なLR(LeveledReaders)の代表的なシリーズを紹介します。
LRとは、イギリスやアメリカの英語を母語とする子供向けの本です(対してGRは英語を外国語として学習する人向けの本です)。LRは主に学校などで副読本として利用され、小さな子どもたちが言葉を覚えたり、物語を読むことの楽しさを知るための本です。平易な英語で、イラストも豊富で分かりやすい本なので、多読用の本としても最適です。特に子供さんで多読に取り組まれる場合や、英語に苦手意識がある方には最適です。
代表的なLR4選
ここでは代表的な4シリーズを紹介します。他にもたくさんのLRが出版されていますが、基本的にはここで紹介する4シリーズから入門すればよいと思います。本屋さんなどでも置いているところが多く購入がしやすく、日本でも多くの多読読者に利用されているシリーズです。
・オックスフォード・リーディングツリー(Oxford Reading Tree)
・ロングマン・リテラシーランド(Longman Literacy Land)
・ロングマン・インフォトレイル(Longman Info Trail
・アイ・キャンリード・ブックス(I Can Read Books)
オックスフォード・リーディングツリー(Oxford Reading Tree)って?
最も有名で、多読でも利用されていることが多いLRがオックスフォード・リーディングツリー(Oxford Reading Tree)です。元来は、イギリスの子供たちのために作られた教科書の副読本です。かわいらしい絵柄で、一話読み切りのストーリーで子供から大人まで楽しめると思います。シリーズを通して同じ主人公を取り巻く様々なストーリーが展開するので、連載もののようにレベルをあげて読み進む楽しみがあります。全10段階のレベル分けがなされており、じょじょにレベルアップしていくことができます。
ロングマン・リテラシーランド(Longman Literacy Land)って?
こちらもイギリスで使われている国語教科書の副読本で、多読本としても非常に有名なLRです。ストーリー・ストリートに住む6人の小学生とその家族を主人公にして、実際の英語圏でしゃべられている生きた英語が満載です。こちらもオックスフォード・リーディングツリーと同じく、シリーズを通して同じ主人公を取り巻くお話がつづくので、主人公達の成長も楽しみながらどんどんレベルアップしていくことができます。全12レベルもの細かいレベル分けがなされており、最適なレベルの本を選ぶことができます。
ロングマン・インフォトレイル(Longman Info Trail)って?
ロングマン・インフォトレイル(Longman Info Trail)の特徴はなんといってもノンフィクション作品に特化している点です。歴史、地理、科学の3分野で、子供から大人までが興味を惹かれるトピックをテーマにすえています。物語本ばかりでは飽きてしまうといった時にこのシリーズのノンフィクションは最適です。すべてCD付きでアメリカ英語とイギリス英語の両方が録音されています。レベル分けは6段階です。
アイ・キャンリード・ブックス(I Can Read! Books)って?
最近人気のアイ・キャンリード・ブックス(I Can Read! Books)は、イラストの絵柄が大人が見てもおしゃれでかわいいものが多くそういう点でも特に人気の高いLRです。物語もほのぼのと楽しめるものが多く、楽しく読み進めることができます。レベル分けは5段階になっています。
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いかがでしたでしょうか。おすすめのLRを4シリーズ紹介させていただきました。どれも代表的なシリーズですので探しやすいと思います。子供さんの多読にはもちろん、LRは大人でも楽しめるものもたくさんあります。ぜひ、楽しく読み進められるLRを見つけてみてください。
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