すべてが詰まったまさに「ALL IN ONE」の定番英語参考書:英語教材なび002
2013年02月28日 17:26
| 英語参考書
「ALL IN ONE」なら間違いない!!
数々ある英語教材ですが、まずはやはり評価の定まった定番教材が安心です。効果があるかどうか分からない教材で時間を無駄にしてしまいたくない!!と思います。話題の教材を試してみることはあるにしても、やっぱり芯に定番教材を据えていると安心。今日はその中でも、定番中の定番である英語参考書の高山英二「ALL IN ONE」(Linkage Club)を紹介します。
本屋さんで英語教材の棚を眺めていると、今でも必ずといっていいほど表紙がバンッと見えるように平積みされている「ALL IN ONE」。すごくシンプルなデザインのブラウン色の表紙が目印です。初版は1999年に出版された本ですが、今も平積みということは時代の流れに耐えて生き残っている良書の証です。
「ALL IN ONE」の基本構成
「ALL IN ONE」は、この1冊で語彙力、文法力、読解力、速読力、リスニング力、ライティング力、スピーキング力の強化を図れるようにと構成されています。まさに書名である「ALL IN ONE」を目指して作られた本です。著者の心意気に敬服です^^。
本書には419の例文が用意されています。各例文ごとにtranslation(訳文)、Words(単語)、Phrases&Patterns(フレーズとパターン)、Grammer&Usage(文法と活用)が置かれています。説明もわかり易く、バランスのとれた解説です。
スラッシュリーディングは多読読者にも最適
本書の特徴のひとつは訳文にあります。通常の日本語の語順で訳された訳文とともに、英語の語順に準じてスラッシュ区切りで書かれた訳文が掲載されています。これは通訳の訓練でも用いられる「スラッシュ・リーディング」という手法です。英語の語順のまま意味をとっていく方法で、英語を前から読み進めていく流れのままに英文を理解する訓練となります。
このブログは、多読に取り組まれている読者の方が特に多いのですが、そうした皆さんにはとても最適な書籍です。多読と並行して取り組まれたり、多読を行う前に基本的な文法などを知っておくためにはうってつけの参考書が「ALL IN ONE」です。
破格の付属CDでさらに学習が深まる
また付属のCDには、ネイティブによる音声と、なんとPCソフト(Windows用)も付属。PCソフトでは本書に掲載の例文で、ディクテーション(書き取り)やシャドーイング(例文の音声を真似しながら声に出してしゃべる訓練)を効率的に実践できるようになっています。お値段から考えると破格のコストパフォーマンスです。
対応レベル&難しければ弟分も…
ちなみに「ALL IN ONE」はTOEICで言えば700〜800点くらいを取得するために必要な力が身につくようにできています。そこまでは必要ないという方や、もう少し簡単なところからスタートしたいという方には、「ALL IN ONE Re-start」という本も出版されています。こちらは「ALL IN ONE」よりもやさしいレベルの本です。社会人となって英語を学び直したい!!というような方に強くおすすめできる書籍です。
至れり尽くせり!!英語学習者なら一度は手にとって!!
さらにこの「ALL IN ONE」シリーズは、公式サイトで学習Q&Aなど、本書で学習される方に有用な情報が満載です。まさに至れり尽くせり。本当に著者や出版社の、よい英語教材を作るのだ!!という心意気に満ちあふれています(感謝感謝)。ぜひ、英語を学びたいと思っているすべての人に手にとってもらいたい教材です。
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かなりやり込みました。
負荷の大きさに最初は泣きそうでしたが...
例文がどれもよくできているし、文法の解説も、ツボを押さえてよくまとまっている印象です。
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